yome_150念願のタレーブアデーンへ ~ノンハン湖到着編~

寒かった・・・

あまりの寒さに心のスイッチを切り、耐え忍ぶ技を実行していた。

ようやくはじめての民家が見えて来て、家々では朝食の準備でたき火が焚かれていた。

火にあたりたい・・・。

昔、キャンプ場で嗅いだ匂いに似ているな。

炭が燃える臭いがする。そうか、ガスじゃないんだな・・・。

おいちゃんのサムローは雑貨屋さんの前でまた停まった。

「がはは!なにか買うか?」

なんてことだ!おいちゃんまた道聞いている。だいじょうぶかなー。本当に不安になってくる。

でもここであせっても事態は解決できない。我々の行き先をおいちゃんが握っている。

「がはは!あと10キロだ!Drink of Power!」

あん?なにがパワーだって?

とおいちゃんの嬉しそうな手元をみると栄養ドリンクのM-150が握られていました。

集落が現れ、とぎれ、またあらわれるというのを繰り返しようやく看板が現れはじめた。

「ノンハン 14km」

わたしは、その看板を見なかったことにした。カウントダウンするのは結構辛い。

さっきの雑貨屋で「まっすぐにいけ」と言われたのに、しばらく走るとおいちゃん左折した。

あー。なまじタイ語がわかるばっかりに心があせるわー。

時刻は6時をまわった。どこのお寺からか説法が聞こえてくる。

どうやら違うと気づいたおいちゃん。

朝市から出てきたこれまたバイクを改造したトラクターのお兄ちゃんに道を尋ねる。

やさしいお兄ちゃんはトラクターで先導 してポイントまで連れて行ってくれた。

やっぱり、さっき曲がってしまったところだった。

トラクターをおりて、お兄ちゃんは私たちが走り出すのを見送ってくれた。

やさしいなー。

すこし、空が明るくなり、風が一瞬であたたかみを増した。

足下が冷え、手先がどうしようもなく冷たくなり、体躯の熱だけは保とうと必死で耐えていた時だった。

集落が多くなり、辻々に睡蓮の絵のちいさい看板が木にくくりつけられている。

間違ってなかった。おいちゃん疑ってごめん!もうすぐ着くね!

あと少し、あと少し。

大きな道をサムローはぶんぶん進み、大きな垂れ幕が見えて「あー!着いた!」と思ったら左折。

ちいさい道に入ってからかなり進んでようやく到着!

突然おおきな駐車場があらわれ、大勢の係員が現れた。

DSC01612

そこには、あの観光庁のホームページで見た風景があった。

寒かった辛い思いを一瞬で覆す瞬間だった。

(つづく)

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