以前書いていたおいらとタイを綴った「タイにまつわるエトセトラ」
おいらはタイを訪れるまでにその機会を3度逃すのファーストコンタクト。
おいらはタイを訪れるまでにその機会を3度逃すの2度ある事は3度あるんです。
の続きとなります。大して面白くも無いですがもしよろしければ読んでみてください。
あれは2000年の事ですから、もう14年前の話になります。
当時、おいらが住んでいたアパートの隣室に嫁が引っ越してきました。
偶然では無く、転職を考えていて職業訓練校に通おうとしていた嫁と知り合ったおいらが、嫁が一人暮らしを始めるため家を探していると聞いて、ちょうど隣室が空いていたので強く勧めた結果、嫁はおいらの隣室で暮らし始めるようになったので、計画的な犯行と言えなくも無い。
当然の様に仲良くなりいつしかお互いの部屋を行ったり来たりする仲になっていたのだが、そんなある日、職業訓練校に通う嫁が旅行のパンフレットを持って帰ってきた。
パンフレットに記載されていたのはタイ旅行ツアー。
まだ石油も高くなく、911のテロも起こっていなかったので今のように燃料サーチャージや航空保険が存在していなかったので3泊5日のバンコク・アユタヤツアーでも5万円行かない金額だったと記憶しています。
同じ学校の友達と海外旅行の話をしていて旅行会社に行き、比較的安かったので旅行を決めたらしい。
嫁は遺跡などの世界遺産に興味があるのでアユタヤツアーに惹かれたのだろう、おいらも遺跡などが好きなのを知っている嫁は友達と相談して、おいらが良ければ一緒に参加してもよいと言う事になった。
おいらには断る理由が無かった。
嫁と旅行に行きたいと思っていたし、海外旅行も行きたかった、遺跡も見たいし、何より何度もタイ行きを逃してきたのだからここは絶対に行きたかった。女性二人と男一人で、同じホテルに同室するのは気が引けたが、嫁の友人が快く招いてくれているのだ、断る理由なんてどこにも無いんです。
タイに行けなかったおいらの背中をポンッと押してくれたのは嫁だったと思った。
タイに呼ばれた気がした。
すぐにパスポートを取得し、旅行までに沢山のタイに関係する本を読んだ。
読めば読むほどタイという国に魅了され早くこの眼でタイを見たい、タイを感じたいと思った。
そして出発の日を迎え、タイ国際航空の飛行機に乗ってついにタイの地においらは降り立った。
じっとりと汗が滲んでくる暑さ、湿度の高さ、そして独特な匂いと空港のカオスな感じ。
想像通りでなんだか笑えてきた。
ツアーのガイドさんと合流してツアー参加者の人数に対しては大きすぎるバスは古都アユタヤに向かって走り出した時、おいらの夢も走り出したのだ。