~タイ移住生活309日目~
(2015/01/19)
「【タイ生活308日】 目指せウドンタニー、誰がためにバスは走る?」の続きとなります。
バンコクを22時10分に出発したバスは5時10分にウドンタニーバスターミナルに到着しました。
コンケーンで給油のための休憩と、バスを降りる人のための停車があった以外には停車しませんでした。
最初はあまり寒くなかったエアコンも次第にエアコンが効いてくるのか外気温が下がったからなのかドンドン寒くなってきてイサーン地方に入った頃にはブランケットで身をしっかり包まないと寒くていられない程になりました。
バスを降りて早速次の目的地までの移動手段を考えなければなりません。
バスターミナルの一角にタクシーが並んでいましたが早朝の為やる気が無いのかドライバーも見当たらず、話しかけて来るのはトゥクトゥクの運転手ばかり。一緒のバスに乗っていたタイ人のお兄さんが「何処に行くの?」と聞いてくれたので行き先を告げると「8時のバスに乗れば行けるよ」と教えてくれました。
現在5時15分、8時までは相当ここで待たなければなりませんし、出来ればすぐに目的地に向かいたい。
そこでトゥクトゥクの運転手と交渉、ちょっと寒いですがトゥクトゥクで移動することにしました。
ちなみにウドンタニーのトゥクトゥクはこんな形でバイクに後部座席を取り付けた感じです。
バンコクで良く見かけるトゥクトゥクに比べるとリアのシートは幅が狭く乗り心地も悪そうです。
さすが北部だけあって気温も低く肌寒いのが心配ですが運転手曰く「寒くないよ」の声を信じて出発。
走り出して2分後には「何が寒くないだ!寒いじゃねぇか!」って感じでした。
それでも寒さを我慢しながら簡素なトゥクトゥクのシートでじっと耐えて走り続けます。
途中ガソリンスタンドで停車して「ガソリン代200Bちょうだい」と言ってきました。
聞けば「後で200B引いてくれればいいから」と言います。
もし目的地に到着してこの運転手が姿を消しても200Bで目的地に行けるなら安いのでガソリン代を渡しました。運転手は100B分のガソリンをトゥクトゥクに入れて走り出しました。だったら100Bでよくね?
そして次の問題が・・・この運転手、何度も道を間違えます。
途中で自分でもおかしいと気づくのでしょう。近くにいる屋台の人に道を尋ねてUターン。を繰り返します。iPhoneの地図で現在地は把握しているので次第に目的地に近づいているのはわかるので安心ですが・・・
とても風を感じる事が出来るトゥクトゥクなので凍えそうなくらい寒いです。
やっぱりタクシーに乗れば良かったと思いましたが、周りの景色はよく見えますし、空を見れば満天の星空。
周りに何も無く明かりも無い一本道を進んでいるので星が綺麗に見えます。
50分寒さと振動に耐え、少しずつ空が明るくなって来た頃、目的地に到着です。
たどり着いたのはウドーンターニー県クンパワーピー郡にあるノンハン湖です。
通称「タレー・ブア・デーン(赤い蓮の海)」と呼ばれるこの湖では毎年沢山の睡蓮が赤い花を咲かせます。
今年は12月~2
先日ルンピニー公園で開催された「タイ観光祭り」でも大々的に紹介されていて丁度ベストシーズンだしこの際に思い切って見に来ようとやって来ました。
一面の赤い睡蓮は岸からは見れないのでボートに乗って鑑賞します。
ボートは大きいボートと小さいボートがあり1時間単位の貸し切りです。
料金はそれぞれ1時間300Bと200B、2人なので小さなボートにしました。
平日の朝ですが結構多くの観光客が来ていてボートに乗り込んでいきます。
夫婦がチャーターした小さなボートはこちら。
ちょっと不安がよぎります。
細長いので乗り込むだけでかなり揺れます。
バランスを取るために座る位置もかなり指示され、念のためライフジャケットを装着。
最初はゆっくりと岸を離れていきましたが少し進んでエンジン始動。
ババババーっと勢いよくボートが走り出しました。
大きなボートより速いのでドンドン大きなボートを追い越して進みます。
さっきのトゥクトゥクでは寒かっただけの風が、ボートでは心地よく感じました。
湖の向こうに雲の中うっすらと太陽が昇ってくるのが見えました。
良かった、日の出に間に合った。
少しずつ雲から顔を出し始める太陽。
そしてご来光。
薄暗かった湖に光が差し、次第に睡蓮の花がうっすら色づき始めました。
つづく