~タイ移住生活460日目~
(2015/06/20)
タイは雨期に入りフルーツの美味しい季節になりました。
去年、ラヨーン県にあるフルーツ園「スパットラーランド」に行ってフルーツが沢山実っているのを見たり、旬の美味しいフルーツを食べて美味しかったのを思い出しました。
今年も美味しいフルーツが一杯食べられるんだろうな・・・と思い出したら今年もスパットラーランドに行きたくなってきました。
思い立ったら吉日! スパットラーランドに行く事にしました。
まずはオンヌットのバス停からバスでエカマイバスターミナルへ。
バスターミナルに行く場合はエカマイゲートウェイ前のバス停ではなく、科学館前のバス停で降りた方がバスターミナルに近いです。
チケット売り場でラヨーン行きのチケットを購入。
ラヨーン行きのバスは以前は大型の「ポー1(1等)」があったと思うのですが、最近は利用者が減ってしまったのか「ポー2(2等)」しか運行していないそうです。
仕方が無いので2等を購入、6時40分のバスが出発した直後だったので次の7時40分のバスに乗ることになりバスターミナルで1時間待つことになりました。
30分待った所でバスの出発ゲートに1台のバンが入っていきました。
車体番号を見るとチケットに記載された番号と同じ。
もしかしてラヨーン行きはバンなのか?
チケット売り場で座席の指定が出来たので大型バスかと思っていたのですが、やって来たのはロット・トゥー(乗り合いバン)」でした。
車体をよく見ると「ポー2」と書いてありますね。
ロット・トゥーは席が狭く長時間座っているとお尻が痛くなるので苦手なのですが大型バスの運行が無いのなら仕方がありません。
ロット・トゥーに乗り込もうとすると運転手さんがチケットの確認をして指定通りの席を案内してくれました。最後尾は若干座席が高く段差などで天井に頭をぶつけるうえに、横4人掛けシートなのでとても窮屈なので指定するなら最後尾は避けましょう。
今回はチケット売り場のおばちゃんが中央2人掛けシートを指定してくれたので今までのロット・トゥー経験に比べると乗り心地が良さそうです。
出発時刻になりロット・トゥーが走り始めました。
エカマイを出発する時点で満席でした。
ロット・トゥーは高速を走りバンコクを離れていきます。
バンコクを離れるにつれ、車窓はどんどん南国度が増してきます。ヤシの木が生い茂り、道ばたではパイナップルやココナッツ、南国のフルーツを売る屋台が並びます。
早起きしたので途中眠たくて何度か眠ってしまいましたが、10時頃ラヨーンに到着。
乗客が全員降りたので一緒に降りたのですがここは一体何処だろう?
バスターミナルでは無いようですがロット・トゥーが集まっています。チケット売り場もあるのでここがロット・トゥーのターミナルかも知れませんし、帰りはここからロット・トゥーに乗るのかも知れませんからスマートフォンで現在地を保存しておきました。
それにしても一体何処だろここは?
奥手に大きな市場が見えたので手がかりを求め、とりあえず市場に向かって歩いたのですが何だか違うっぽい。
でも市場は本当に大きく、市場好きの夫婦ですから興味津々で「何を売っているいるんだろう」と写真を撮っていたらそばにいたタイ人のお姉さんが「何処に行くの?」と声をかけてくれました。
「バスターミナルは何処ですか?」と聞くと「あっちに進むとバスターミナルね、その後はどこに行くの?」、夫婦「スパットラーランドです」、するとお姉さんは「バスもあるけどタクシーで行った方がいいよ、バスターミナルにタクシーもいるよ」と教えてくれました。
お姉さんにお礼を言い、バスターミナルの方向へ歩いて行きましたら5分位してバスターミナルに到着。
とりあえずスパットラーランド方面へ向かうバスを探す事にしましたが見当たりません。
バスターミナルの掃除をしていたお姉さんが「何処に行くの?」と聞いてきます。
タイの方は困っていると何かと助け船を出してくれるのでいつも助かります。
スパットラー・ランドに行きたいと告げると「バスはあのプラットホームに来るよ、でも時間がかかるよ。今日は休みだから学生がいなくてバスの本数も少ないから往復でタクシーをチャーターしたら?」と先程のお姉さんと同じような事を言います。
すると、そこを通りかかった杖をついた怪しいおじさんが会話に参加してきます。
「スパットラーランドまで往復で700Bだ。送って行って待ってる。2~3時間後に帰ってくるだろ?」
予定していたより高いなー、とりあえずタクシーで行って帰りはバスで帰ってくるのはどうだろう。
片道の運賃を聞いてみたら「片道なら350Bだ」とおじさん。
うーん、どうしよう。
掃除のお姉さんが「帰りのバスだっていつ来るかわからないよ」と言います。
「往復400Bにならない?」と聞くと「駄目だ、往復600Bだ!」と何故か100Bプライスダウン。
「じゃ500Bにしない?」とすかさず聞くと「550Bだ!」と言います。
何度か500Bだ、いや550Bだとやり合いましたが、この50Bが下がらないのでもしかしたらこの金額が相場に近いと確信。もう時間が勿体なく感じてきたので550Bで手を打ちました。
「こっちに来い、車はあっちだ」と歩き始めたおじさんについていきました。
てっきりこのおじさんはタクシーの客引きだろうと思っていたらまさかのドライバー。
タクシーと言ってもピックアップトラックを改造したソンテウタイプでしたが、シートの高さが高めで他の地域で乗ったどのソンテウよりも乗り心地は良さそうです。
スパットラーランドまでは約20分との事。
走り出して分かったのはこのおじさんは運転が荒い。
あまり車通りの無い田舎道とは言え、ソンテウの出せる最高速度だと思えるスピードで走るわ、遅い車が前にいると煽って抜かすわとまるで絶叫アトラクション級。
嫁は前方を見ておらず風を楽しんでいるみたいでしたがおいらは事故らないか心配です。
「だってサスペンションがしっかりしてたから大丈夫だと思った」
ソンテウから降りる時に嫁はそんな事を言いました。確かにそうですね。
そんあピックアップトラックで走る事20分、スパットラーランドに到着しました。
ソンテウのおじさんに「じゃぁ2~3時間後に!」と言ってお別れしました。
(つづく)
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