いつもこのブログを読んでいただいている方はきっと思うでしょう。
どうした!珍しく出かけているじゃ無いか!
はい、たまにはこうして連続してお出かけする事もあります。
毎日ダラダラした生活もいいのですが、たまにはお出かけして気分転換しなくては楽しくタイで生活していけません。留学ビザも無事に取れまして堂々とタイで生活できる身になったのでそろそろ楽しんでみようと思っていました。
昨日はピンクのガネーシャを見るため少し遠出してチャチュンサオまで行ってきましたが、もう一カ所行きたかった百年市場(百年市場と呼ばれる市場は沢山あるんですね)には行けなかったので再度目指しても良かったのですが、連日だと流石に疲れますので今日は比較的近場に行く事にしました。
そこで思いついたのがタリンチャンの水上マーケットです。
個人的に水上マーケットのイメージはよくありません。それ以前に行った事が無いのです。タイには何カ所も水上マーケットがあるようで、一番有名なのは「ダムヌン・サドゥアク水上マーケット」だと思います。タイ旅行のツアーに組み込まれている事も多く、行った事がある方も多いのでは無いでしょうか?
ところで水上マーケットってどんなマーケットなの?と思う方も多いと思いますが、バンコク旅行のパンフレットの写真を見た上での想像では、川に船が浮かんでいてその船で物を売ったり、船の上で調理をした料理を売っていて、それを船に乗って買う。みたいな感じになると思います。きっと誰もが最初はそんなイメージをしたのでは無いでしょうか?
ネットで調べてみると、船で品物や料理を売ってはいますが必ずしも船に乗って買うわけでも無く、岸からも買えるしそれが普通、船に乗るのはアトラクション、基本的に運河沿いで生活している人たちに船で移動しながら売っているのを観光地的にしたのが水上マーケットみたいです。
なるほど、水上マーケットと呼ばれる観光地には興味は無かったけど、運河での生活とか写真を見る限り興味が少し出てきました。以前から嫁が行きたいと言っていたタリンチャンの水上マーケットならそんなに遠くないので行けそうです。
と言うわけで、チャチェンサオから帰ってきてクタクタの状態でしたが嫁に「明日はタリンチャンの水上マーケットを目指すぞ!」なんて言ってしまいました。
朝6時過ぎに起床。
昨日は疲れてグッスリ眠れたので連日の早起きも苦になりませんでした。
身支度を調えて8時30分頃アパートを出ました。オンヌットのバス停から48番のバスに乗りチッドロムへ。タリンチャン行きのバスはセントラルワールド前のバス停から乗れるので少し歩いて移動。エアコンバス79番に乗ってタリンチャンを目指します。運賃は17Bです。
日曜日の早い時間だったのでバスはガラガラでした。道も比較的空いているので順調に走ると思っていたのですが、民主記念塔の付近がデモ隊に占拠されていてそこを通るルートのバスだったので大回りをして迂回していました。そのため一部の道が混雑していて思った以上に時間がかかりました。
チャオプラヤにかかる橋を渡ります。
そういえば、タイに移住してきて初めてチャオプラヤを見た気がします。
橋を渡った後しばらくすると細い道に右折、さらに右折して片側1車線の狭い道をクネクネ走り出したら目的地はもうすぐです。
この様なモニュメントのある突き当たり直前がタリンチャン水上マーケットの最寄りバス停です。車掌さんが「ここだぞ、ここで降りて左に行ったら水上マーケットだ!」と教えてくれました。
モニュメント前を左折してどんどん歩きます。
お店では料理やお菓子、果物が沢山売られていました。価格はかなり良心的な値段で、帰りをタクシーに乗るつもりだったら沢山買いたいほどでしたが、帰りもバスの予定なので諦めました。
一番突き当たりまで行くとゲートがあります。「タラートナーム・タリンチャン(タリンチャン水上マーケット)」と書いてあります。このタイ文字のフォントがかわいいなと思いました。
ゲートをくぐり少し歩くとこんな感じです。もっと大きな規模を想像していましたが意外とコンパクトなマーケットです。ここまでの道のりにあったお店と、船着き場、運河に浮かんだレストラン、これがタリンチャン水上マーケットのすべてでした。
説明の看板がありましたが、看板の前にお店が出ていて斜め遠方からしか見る事ができませんでした。こういう看板大切だと思うんですけど・・・
この看板もなんか残念な場所にありました。恰好の記念撮影ポイントだと思うだけにガッカリ。しかし妙に狭く感じるなと思うほどお店が密集していたのですが、よく見ると工事中で新しいアーケードの鉄骨を組んでいる途中でした。だからこんなにみっちみちなのね。
運河の前にあるお店でカラフルな梱包材の発泡スチロールのようなものと、うなぎっぽい魚が売られていました。
小さな亀(形を見るからにスッポン)も売られています。その他にも小魚が売られていましたがこれはタンブンの為に売られています。タンブンは簡単に説明すると「徳を積む」という意味で、捕まった魚を逃がしてやると得になるそうです。カラフルなのは魚のえさでした。
運河にはこんな感じで大きなナマズが沢山泳いでいます。
そのナマズに向かってえさを投げ込むと・・・
こんな感じでナマズがえさを食べに寄ってくるのです。これもタンブンです。
時々、ロングテールボートが運河を走っていきます。
運河の上には鉄道の鉄橋があります。
脇に階段があるので上って線路の上を歩く事もできます。かなり一直線なので遠くから走ってくる電車が見えましたが、タイの電車は遅いのでいつまで経っても近づいてくる気がしませんでした。スタンドバイミーごっことかすれば良かった。
話は水上マーケットに戻ります。
タリンチャン水上マーケットには約2時間30分のボートツアーがあります。大人99Bでロングテールボートに乗り運河を走ります。途中2カ所の観光スポットに寄るそうです。船に乗るのが大好きな夫婦なので早速チケットを購入しました。
出発は11時ちょうど、あと30分くらいありますので運河付近をぶらぶらしてボートツアーの出発を待つ事にしました。
つづく