「タイ移住生活62日目、タリンチャン水上マーケットに行ってきました。」の続きです。
ボートツアーの出発時刻10分前になりましたので、船着き場に移動します。
運河ツアーはこんな形のロングテールボートと呼ばれる船で運河を回るそうです。船に乗るのが好きなのでツアーの内容もほとんど確認せずに申し込んじゃったのでどんな感じがドキドキです。
1艘の船に意外と多くの乗客を乗せてボートは出発しました。日本人観光客も夫婦の他に7名もいました。ツアーなのでガイドさんが同行しずっと周りの説明をしてくれるのですがほとんどタイ語なので一部の単語しか聞き取れなかったのが残念です。
意外と水面スレスレの視界になります。
こんな感じの細い運河をゆったりとボートで進んでいきます。
と思ったら結構なスピードで走り出しました。水しぶきが飛んでくるのですが、運河の水はそんなに綺麗じゃないというか、むしろ汚く臭いもありますので気になる方にはお勧めできません。
またこのボートは前のほうが反っていてスピードが出ると少し浮き上がります。日本人の方が「せっかくなので前の方に乗って景色を楽しもう」と言っていましたが前は見えません。中央部は水しぶきが発生する所なのでスピードが出ると水しぶきで横の景色も見えません。我が夫婦はちゃんと後方に席を取りましたが、ここは水しぶきが飛んできて、エンジンの音も大きいので一長一短です。
ですがそんなにスピードを出して走る区間も所々でした。
運河の上に建てられた家が続きます。川に杭が打ち込んでありそこに家が建っているのですが耐久性が気になります。中には少し傾いている家があったり、杭がボロボロだったりと見ていて冷や冷やする家も多かったですが、こんな家に住んでみたいと思う気持ちもありますが外国人は一戸建ての家を買うのは無理なのです。
30分くらい運河を進んで船が止まりました。このお寺で20分間の休憩です。トイレがあるのでトイレに行きたい方はここでトイレに行っておきます。
大きくて綺麗なお寺です。外国人観光客はぐるぐる見て回っていましたが、タイ人観光客の方達はお参りしてタンブンをしていました。
ボートのエンジン、ISUZU製のトラックのエンジンみたいです。大きなターボチャージャーとインタークーラーが付いていてかなり馬力がありそうです。
プロペラは思ったよりも小さなプロペラでした。競艇ボートのプロペラの方が大きいと思います。休憩中に船頭さんがやすりでプロペラを磨いていました。
そして20分後、再びボートは走り出します。
途中何艘か物売りのボートとすれ違いました。パッタイを売っていたり、ソムタムを売っていたり。観光客相手じゃ無くて運河沿いに住む人たち相手の物売り船。これが本当の水上マーケットの姿なんでしょうね。
そしてボートは次の中継地点で止まりました。
オーキッドファーム(蘭園)と言っていました。
ファームの入り口に小さな売店がありカオニャオマムアンを売っていたので買いました。
マンゴー半身で20B。量もお値段もちょうどいいです。
ここでは欄の栽培をしていて販売もしています。
欄の花は大好きなので色々見たかったのですが、とにかく暑くて少し見ただけで退散しました。さっきの売店でコーラを買って飲んでいるとタイ人の方が欄の鉢植えを持って帰ってきました。きっと購入されたんでしょう。嫁と「タイ人の人たちはちゃんとお金を落としていって偉いね」と話しました。
30分の休憩が終わり再びボートに乗ると、ボートはUターンを始めました。どうやらここが折り返し地点のようです。元来た運河を戻るのかと思えば、途中でさらに細い運河に入ります。
ギリギリ船がすれ違える程度の運河を前方から小さな船がかなりのスピードで走ってきました。こちらのボートはゆっくり走りましたが、相手の船は水しぶきを上げながらすれ違います。もちろんドバッと水が飛んできました。その時の小さな船のおっさんのどや顔が素敵でしたが、どっか飛んでけ!と思いました。
お寺に隣接した船着き場に到着しました。水面には沢山のナマズ。お店の人が大量のパンを持ってきました。どうやらここはナマズの餌やりスポットのようです。パンは1斤12B、もちろん購入して川に投げ入れます。
水面がナマズだらけ!
パンはこんな感じ。お勧めはなるべく大きいパンを投げ込む事。小さな破片だとすぐに食べてしまいますが、大きな破片だと中々食べる事ができず、浮力が大きいのでしばらく水面に浮かぶので必死に食べようとするナマズを見る事ができます。
ナマズへのタンブンが終わり、また少し進んで小さなお店のような所に止まりました。
ここでは「カーオ・ラーム」と呼ばれる、餅米とココナッツミルク、小豆を青竹の筒に入れて焼いたお菓子を売っていました。1本20Bです。以前試しに食べた時にあまり美味しくなかったので購入しませんでしたが、タイ人の皆さんがこぞって購入していたので、後から1本くらい買えば良かったと後悔しました。
カーオ・ラームの販売が終わり、ボートが進み出すともうこのボートツアーも終了間近。スタート地点のタリンチャン水上マーケットの船着き場に戻って終了となります。およそ2時間30分の運河の旅は思った以上に楽しかったです。
船着き場付近の水上レストランでは多くの方は涼しそうに、美味しそうに食事をしています。調理場は船の上。あんな狭い船の上で器用に調理していて感心しました。
船着き場に到着するとフレームに入った写真が売られていました。ボートに乗って座った時に写真を撮っていたお姉さんがいましたがこの写真だったのね。買う気も無かったので値段も判りませんが多分100Bくらいでしょう。
タリンチャン水上マーケットでの運がボートツアーも無事に終了しました。
あとは遅めの昼食を食べて帰りたいと思います。
つづく
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