~タイ移住生活338日目~
(2015/02/17)
1993年、前年の不作により米の値段が高騰しました。
それでも供給が足りず、店頭から米が消えてしまい当時の政府は外国米を緊急輸入する事態となったのですが、その時に一番多く出回ったのがタイ米でした。
当時我が家では農家との契約で一定量の米を買い取っていましたので日本米には困らなかったのですが、外食産業では日本米を使うことが出来ず、タイ米を使うお店が増えました。
ですがタイ米の評判が悪いのなんの。パサパサしているだの、臭いだの、炊きあがりが悪いだの。
おいらも何度か外食でタイ米を使った料理を食べましたが確かにあまり美味しい物ではありませんでした。結局は日本人がタイ米の扱いに慣れていないため日本米と同じ調理方法を取ったためタイ米の良さを生かし切れていなかったのでしょう。
さらに何を考えたのか性格の全く違うタイ米と日本米を混ぜた「ブレンド米」を売り始めてさらに悲惨な状況になっていました。
翌年は米の生産量が元に戻ったため、米不足は解消されましたがあの時の経験でタイ米を美味しくないと決めつけている方が未だに多いと思いますが、タイ米にあった調理をすればタイ米は美味しいだけに残念です。
タイ米は日本米に比べると粘りけが少ない分、炒飯、ピラフ、パエリアを作るには最適です。
だからと言うわけではありませんが、本日の昼食は「カオ・パット・ガイ」を食べました。
今日もタイ米を「ちびくろちゃん」で炊いてみました。タイ米を炊く時は日本米を炊く時に比べて少し水を多めにするとよいのですが、前回はちびくろちゃんに付属している1合カップで1合分のタイ米と1.3合分の水で炊いて少し堅めったので、今日は1合分のタイ米と、1.5合分の水で炊いてみたたら丁度良い炊きあがりになりました。
おかずは総菜屋台で購入した総菜2品です。
「インゲンと豚肉のカレー炒め」はとても辛かったのですが、レモングラスの香り爽やかでした。
こちらは揚げ魚とバイマックルー(こぶみかんの葉)を使った料理です。
揚げ魚が何の魚はわかりませんでしたが、ナマズではありませんでした。全体的な量の割には揚げ魚は少なく、ほとんどが正体不明の素材で作られています。味は塩気と辛みが強くて少しだけでご飯がグイグイ進む感じです。
食後のデザートは嫁の大好物「まだ若いマンゴー」です。
今日は少し黄色くなってきた頃の「甘いけど結構酸っぱいマンゴー」です。
柔らかくはなく、パキッとした食感です。
おいらはもう少し柔らかく甘みが強い方が好きですが、嫁はもう少し青く酸っぱい方が好みだそうで。
食べる時期の違いだけで色々楽しめるマンゴーはまだまだ奥が深そうです。