~タイ移住生活118日目~
今朝も比較的涼しい朝でしたが、天気がよいので昼が近づくにつれて暑くなってきました。
今日は天気が曇りだったら嫁が久しぶりに行きたいと言っていたチャトチャックのウイークエンドマーケットに行こうかと思っていましたが、残念ながら日射しが強いのでまた次の機会にします。晴天のウイークエンドマーケットに何度か行きましたが暑くてバテバテになってしまいますから、出来れば曇りの日に行きたいと思います。
こうやって天候に合わせて行動できるのが、タイで生活するようになって嬉しい所です。
ですが、特に他の予定もありませんのでちょっとお出かけしようと嫁に言ってアパートを出ました。行き先は嫁には教えていません。ちょっとバスに乗って遠出しようと言い、オンヌットのバス停に向かいました。
向かう先はサムットプラカーン県バーンプリーにある「バーンプリー100年市場」です。
まずオンヌットから132番のノンエアコンバスに乗りバーンプリーのテスコロータスまで向かいます。132番のバスはノンエアコンでも距離によって運賃が変わるのか車掌さんに行き先を聞かれます。オンヌットからバーンプリーのテスコロータスまでは一人9Bです。
次にバーンプリーのテスコロータス前からソンテウに乗ってBIG-Cバーンプリー店に移動します。
ソンテウはテスコロータス・バーンプリー店の大きな看板の下から乗りますが、バス停は反対車線ですので歩道橋でバンナー通りを渡ります。
青い車体に「บิ๊กซี(BIG-C)」と書いてあるソンテウに乗って15分くらいでBIG-Cバーンプリー店に到着します。運賃は一人8Bです。
BIG-Cバーンプリー店に到着したら店内に入って涼みがてら、トイレに行っておきました。バーンプリー100年市場はBIG-Cの裏手にありますので裏側の出口から駐車場を抜けて歩くと市場への渡し船があります。
渡し船と言っても、橋の代わりに2艘の船がつないである船の橋です。渡り賃は1B、行きは渡った後に、帰りは渡る前に係の人に払います。結構揺れるので少し怖いです。
バーンプリー100年市場に到着しました。写真は市場の反対側にある入り口部分のゲートの写真です。BIG-C側から入るのは逆方向みたいです。
ゲート側にある市場の全体図です。運河に沿って細長く市場があります。
水上マーケットとして紹介される事も多いですが、物を販売する船などはまったくありませんでした。ボートでのツアーはあるようで観光客を乗せたロングテールボートが走っていました。機会があれば今度ボートに乗ってみようと思います。
タイには「100年市場」と呼ばれる市場が沢山あります。100年以上つづく古い市場を全て「100年市場」を呼ぶようで、この市場も150年の歴史があるそうです。
風情のある木造の古い建物で、食べ物や生活雑貨などの商店が並びます。
市場を歩いていると突然火事で焼失してしまったエリアに出てきました。
かなり広い範囲が燃えてしまったようです。
帰ってきてから調べましたら今年の5月20日に火事で市場の1/4が燃えてしまったとの事です。まだ1ヶ月くらい前の話なんですね。木造なのであっという間に燃えてしまったそうですが、こんな歴史ある市場を一部でも失ってしまうのは残念です。
さっきの全体図で言うと赤丸の部分が焼失していました。
もっと早く来ておくべきだったと少し後悔しています。
市場散策を続けます。
運河をのぞき込むと大きなナマズが沢山泳いでいます。ナマズがいるという事は必ずこの市場にもあるはずなのですが・・・
ありました、ナマズの餌です。小さな欠片のパンが10B、大きなパンが20B、今までの経験上大きなパンを大きくちぎって投げ入れるのが一番楽しいので迷わず大きなパンを購入しました。
嫁はナマズだけで無く、動物への餌やりが大好きです。何処に行っても餌やりポイントがあれば餌をあげています。動物に餌を与える事はタイでは「タンブン(功徳)」と呼ばれています。
残念ながらここのナマズは生息数が少ないのか、それとも満腹なのかあまり勢いが無くて今まで経験したナマズの餌やりよりもマイルドです。ですが、パンを購入した売店の川沿いに椅子が用意してあって座りながらのんびり川風に吹かれながらナマズが餌を食べるのを眺めるのもまた風流です。
市場の奥、正確には一番奥から歩いてきましたので市場の入り口までやって来ました。市場の入り口には大きなお寺があり、駐車場の奥には大きな仏塔が建っていました。
お腹も空いてきましたのでお寺の近くにある屋台街に行きました。本当は水上マーケットの様に川辺で食べたかったのですが、あまり良さそうなお店が無かったのでここで簡単に食べる事にします。
二人してガパオ・ムーサップ(35B)を食べました。またガパオです。こうなったら色んな所のガパオを食べ歩いて何処のガパオが一番美味しいか決めようという嫁との遊びです。以前は「世界の焼きそばを食べ歩く」なんて事をやっていました。時々こういう遊びをはじめます。
飲み物はタイのアイスミルクティー「チャー・ノム・イェン(25B)」を注文しました。別に水でもコーラでも良かったのですが、きっとガパオが辛いので甘い物が欲しいと思いまして。とても美味しかったのですがかなり甘かったです。
さて、ガパオの味ですがかなり辛くて、多分今までに食べたガパオの中で一番辛かったと思います。汁分が少なく、どちらかと言えば「すごく辛い豚挽肉炒め」って感じでしたがガパオが多く入っていて美味しかったです。カイダーオ(目玉焼き)を注文するのを忘れました。
昼食を食べ、市場をまたBIG-C方面に向かいました。
途中、竹筒にもち米とココナッツミルクを入れて蒸し焼きにしたカオラームというお菓子を持っている人がいたので探しながら歩いたのですが見つける事が出来ませんでした。残念です。
そして再び渡し船を渡りBIG-Cへ、駐車場からソンテウに乗りテスコロータスに戻ります。行きのソンテウに比べて帰りのソンテウは一方通行の関係でUターンが多く長い距離を走ります。日射しが強かったので少し暑く、ソンテウに乗っているだけでもかなり疲れました。
テスコロータスに入り、何か冷たい物でも飲みながら一休みしようとフードコートに行きましたがドリンクコーナーでコーラを注文すると「氷が無いので無理!」と言われてしまいました。氷無しでもいいのですが何故か売ってくれません。
仕方ないので水だけでもと思ったのですが、フードコートの一角でフルーツジュースを売っているブースがあったのでそこでナーム・テンモー・パン(スイカシェイク)を買いました。
値段は30Bだったので、あまり期待もしていませんでしたが意外に美味しかったです。ですが、シロップが多く入っているのかかなり甘かったです。糖分取りすぎ注意です。
バスに乗って帰ろうとテスコロータスの外に出るとオンヌットにもあるガイヤーンのお店「ガイヤーン・ハーダオ」があり、何気なくショーケースを見るとオンヌットにあるお店には無いガイトート(フライドチキン)があるではないですか!
ガイヤーンがとても美味しいので、きっとこのガイトートも美味しいに違いない。しかも通常のフライドチキンとカリカリチキンの2種類あります。ふと嫁と顔を見合わせ、すぐに購入を決定。通常とカリカリを2ピースずつ買って今晩の夕食が決まりました。
ジェットエンジンの音が聞こえたので空を見ると大きな飛行機のお腹。スワンナプーム空港に近いとは思っていましたが、こんなに大きく飛行機が見える程近いとは思っていませんでした。
帰りも132番のバスに乗りましたが帰りはエアコン付きに乗りました。オンヌットまで一人18Bです。132番は圧倒的にノンエアコンが多いですが、時々エアコンも運行されています。メガバンナーを超えた辺りから激しい雨が降り始めました。嫁が「相変わらず(運を)持っているね」と言います。オンヌットに到着した時、雨はすっかり止んでいました。
夕食はガイヤーン・ハーダオのガイトートです。4本で76B。KFCと比べるとかなり安く感じます。味の方ですが右側のカリカリな方はしっかり下味が付いていて日本のKFCに近い味がします。嫁は「KFCいらないね・・・」なんてとんでも無い事を口走ります。実際タイのKFCより断然美味しいです。
左側のチキンは・・・先日食べたソムタムヌアのフライドチキンに近い味。こちらもしっかりした味が付いているのでとても美味しいです。「ソムタムヌアで高いチキン食べなくてもいいね」と嫁がボツリ。
本当にガイヤーン・ハーダオのガイトートは美味しかったのですが、他にガイトートを扱っている店舗を知らないので食べたくなったらまたバーンプリーまで行かなければなりません。
ご存じの方がおりましたら教えていただけると嬉しいです。
食後のデザートはオンヌット駅前の屋台街で買ったブアローイ(30B)です。ココナッツミルクを使ったデザートは多いのですが、最近はこのブアローイがお気に入りです。特にこのお店のは中に入っている餅がとても美味しいのでお奨めです。
突発的に向かったバーンプリー100年市場でしたがとても素敵な市場でした。
また今度カオラーム探しと、ガイヤーン・ハーダオの為に行きたいと思います。
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