~タイ移住生活654日目・其の弐~
(2016/1/13)
今日からルンピニー公園で開催されている「タイ観光フェスティバル」にやって来ました。
タイ観光フェスティバルは去年も行われていて、タイ各地の観光情報や名産品の販売、イベントが行われています。嫁の目的は観光地のパンフレット収集です。おいらは食べ物かな。
タイの北部、東北部、東部、南部などにイベントゾーンが別れています。
各地のイベントゾーンでは踊りが行われていたりととても楽しげです。
お店では各地の名産品や食べ物が売られていて、タイと言っても地方ごとに特色があって、食べ物にも違いがある事を見て回るだけでも実感出来ます。
北部ゾーンの飲食コーナーを歩いていたら一際行列が出来ているお店がありました。
覗き込んでみるとクイッティアオのお店かな、いや蒸し器で何かを作っています。
米粉の皮で野菜と春雨を包み込むように蒸して、スープで食べる料理みたいです。
こんな料理、今まで聞いた事がありませんでした。
「カオ・プープ」って書いてあります。
スコータイとも書いてあるのでスコータイの名物なのかな?
とても興味が湧いてきましたので並んで購入してみました。40Bでした。
こんな感じ。米粉の皮で包んだ具(キャベツ、春雨、もやし、空心菜)、その上には煮込んだ大根、豚皮揚げ、豚挽肉、もやし、ネギ、パクチー、そして目玉焼き。そこにスープがはってあります。
とても不思議な料理ですがとても美味しいです。
スープは薄目のおでん出汁みたいでホッとします。大根なんてまんまおでんでしたし。
とても人気みたいで帰り際に再度お店の前を通りましたが行列が絶えていませんでした。
すっかり陽も落ちて空には綺麗な下弦の月が昇っていました。
各地のゾーンを歩きちょっと疲れてきたので甘い物で一休み、そう思っていたらココナッツミルクアイスクリームのお店があったので購入してみました。
1カップ35B、でもあまり美味しくなかった。ココナッツの風味が少ない。
そう思いながら食べていたら壮大な太鼓の音が聞こえてきたので音のする方を見てみると獅子舞が行われていました。続いて組み体操みたいなものが始まります。
大人の肩の上に子供が乗って、その子供の上に更に小さな子供が乗って・・・
なんと5人、一番上は5歳くらいの女の子、怖がらずにピシッと決めていました。
遠くから見ていましたが思わず拍手。
他のイベントゾーンでは伝統的な人形劇が行われていました。
3人1組で一体の人形を操っているのですが足の動きと手の動きがリアルです。
特に手の動きは素晴らしく、まるで生きているかのように操られていました。
人形の動きも素晴らしいのですが操っている人達の動きも芸術的。
人形を見るべきか、操っている人を見るべきか、そんな人形劇でした。
アユタヤ地方のゾーンで竹で作られた金魚が売られていました。この大きな金魚は2,500Bだったかな、縁起物ですし綺麗なので欲しかったですがちょっと大きすぎます。
小さな金魚のキーホルダーも売られていました。
うーん、さっきの金魚みたいな感じでもっと小さいサイズがあれば欲しかったです。
イサーン地方のゾーンへ。
稲穂で作られた建物、イルミネーションが綺麗です。
タイ人の皆さんは写真撮影に必死でした。
とても緻密で素敵な竹細工の数々、「欲しいけどお高くて手が出せない」と嫁が言います。
嫁は竹細工が大好きですので色々じっくり見ています。
こちらはお手軽な値段の竹細工、小さな竹細工のカゴを2つ買っていました。
何に使うかは発想次第、多分インテリアの一部に使われる予定です。
鮮やかな赤色をしたお菓子(4個入り20B)を買ってみました。
外の皮は米粉かな、ほんのりココナッツの香りがします。中は豆餡、日本の大福餅みたいな味がして美味しかったのですが、これはなんていうお菓子なんだろう。
お店の看板には漢字で「赤亀餅」みたいに書かれていました。
確かにじっくりと見ると表面に亀の絵が描いてあるようにも見えます。
南東部のゾーン、船と灯台、光線、そしてクラシック演奏、各地で趣向を凝らしていますね。
こうして全てのゾーンを回り終えました。
嫁のバッグは収集したパンフレットや地図でずっしりとした重さになっていました。
今年の観光フェスティバルもとても楽しかったです。
欲を言えばもう少し食べ物が充実していると嬉しかったなぁ・・・なんて思いながら、ルンピニー公園南側のバス停から46番エアコンバスに乗りオンヌットへ戻りました。